05/23/12

Jean Dessirier : Artiste Scrupteur/ ジャン・ドゥシリエ

先週の土曜日、5月19日は »la nuit de musée »といってフランスを中心にヨーロッパ各地の美術館が夜間無料開館(深夜12時まで)し、普段はめったに美術館に行けないよ、という人にも色々な美術館を訪れてもらいましょう!という企画である。(様々な美術館が参加している site here)
この週末はしたがってアートイベントが夜通しで盛りだくさん。アトリエで制作する地元アーティストたちも自らのアトリエを公開し、コミュニケーションを図る。

この日は一度、blog de mimiでも展覧会を紹介したことのある、Jean Dossirierという彫刻家・画家のアトリエにおじゃまさせていただいた。(前回の展覧会の様子はこちら)この人の作品には動物たちが沢山登場します。さてさて、どんなアトリエなのだろうか。
アトリエが位置するのは、パリの隣町、メトロ12番線の終点mairie d’issyから徒歩15分ほど、静かな住宅街にある緑いっぱいの一軒家。こちらが彼のアトリエである。

この日は通りすがりのすべての人に門戸開放。
連休で休暇をとっているパリジャンも多く、人通りが多い場所でもないので、静かな土曜日だったようですが、それゆえに訪れればアーティストにかまってもらえるメリットがあったりする。

門を通って、風車や作品の彫刻が点在するお庭を抜けていくと、アーティストと奥様が出迎えてくれた。そして、こちらがオブジェで溢れるアトリエ!

木やブリキの彫刻が所狭しと並べられ、棚にもメザニンにもぎっしりと作品が並べられていた。
画家でもあるJean Dossirier。パステルのタッチが印象的な風景がも沢山。

彼の作風で最も典型的な、ブリキの彫刻たちがこちら。台座の上に、ブリキをフェイスあるいは半身像をに型どり、彩色したものが中心。ブリキの頭部は、彩色のせいなのか金属の質感がマットなせいなのか、全然メタルっぽい印象がない。むしろ柔らかくて常温の質感を感じるのが、私が彼の作品に惹かれる理由だと思う。加えて、彼の絵描く人々の顔をよく見てみると、似ているようで微妙に異なっており、視線をつぎつぎ滑らせていくと、始めは奥様の面影をどの顔も備えているような気がしたけれど、必ずしもそうとも言い切れない気もしてくる。無国籍な顔だ。

画家の窓。
画家の窓には光がたっぷりと差し込んで、干からびた絵の具も、鉛筆も、刷毛も、絵筆もすべてがいっしょくたになっている。彼が築いてきたアトリエでの制作の時間の集積を、見る者が一瞥した瞬間に悟らせる強烈なイメージがそこにあった。

画家の家は楽しい。
彼の作品を並べて、ドゥシリエの動物園っていう展覧会をやるのはどうだろう。子供も大人も純粋に楽しめるzooになるはずだ。そう、彼は動物が大好き。フクロウやその他の鳥たちは頻繁に彼のモデルになる。私が最も愛する動物であるカメはやはり芸術家にも愛されている。お魚も沢山いるし、伝説上の動物も必須だ。

すてきなカメたち。

Porte ouverte(アトリエ開放)の日ということもあり、数人のヴィジターが。
奥様の焼いたブルターニュ地方のりんごケーキを白ワインと共に頂いた。なんと、アトリエを訪れ放題の上におやつ付きだ。

さて、この方がクラマー(clamart)のブリキ彫刻家、ジャン・ドゥシリエさん。
前回の展覧会に出展した »oiseau »がお買上げされて旅立っていくので、丁寧に刷毛でお掃除してあげているところ。ちなみに彼の作品はサイズ様々、一般人にも購入可能なお値段である。

彼のオフィシャル・サイトはこちら his official site here
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