ホメオパシー(同種治療)について7 脱線その1 胎盤食について

ホメオパシー(同種治療)について 7(2019年9月10日)
脱線 その1 胎盤食について

ホメオパシーについて書き始めたとFacebookで報告した時、何人かコメントをくださって、そこで胎盤食について数名の方々とやりとりした。胎盤は、出産時、子が出てきたのちに役割を終えて脱落するため、後産として産み落とすことになっている見た目非常にグロテスクな代物であるが、そもそも妊娠期間は子宮に形成され母体と胎児の連絡器官として機能する。哺乳類は一部を除いてその多くが胎盤を作る。重さはだいたい500グラムくらいあるらしい。形状は平べったく丸いため、プラセンタ(=胎盤)は平らなケーキという意味らしい。えー、ケーキかあ…。ともあれ、この胎盤、現在ではそもそも胎盤そのものを意味する「プラセンタ」という呼び名で医薬品とか健康食品になって出回っているらしい。私は日本でそういった商品を消費したことがないのだが、ググってみると、健康食品の典型的フレーズが出てくる出てくる。<美肌><アンチエイジング><美白><体調改善><更年期障害に効く>…。そのうち、「馬の方がいい、豚の方がいい」という文字が目に入る。ええ?!やっぱり健康食品となると加工品なので、そもそも人の胎盤からすらも遠ざかってしまうようである。

胎盤食は人においては象徴的意味が大きい。人以外の哺乳類ではクジラやラクダなど例外を除いて霊長類を含め胎盤を食べる。栄養的な面と出産の形跡を消す二つの意味があると調べると書いてある。非常に腑に落ちる二つの解釈だなあと思う。(ただ、はっきりとそうだとは断言されておらず、面白いのだからどなたかちゃんと調べればいいのになあとか思ってしまう。)

人間は出産はどうせバレバレでじっくり行うし、産み落とした直後に証拠を消さなければならないほど切羽詰まった状況もないので、栄養面のメリットから胎盤食について考えることにする。

よく言われる更年期障害防止は、産み落とした後更年期になるわけじゃないから、なんとなくこじつけっぽい。まあなんとなく<雌=産む動物>としてのパワーが満ちてそうだから、理屈は理解できるが、更年期って、そういった雌性から身体が変化していくのだから、逆戻りしようと胎盤を食べるのってなんだか違う気がする。母乳分泌に効くとか、産後の貧血に効く滋養強壮とか、出産後に即戦力になるような効能がある方が納得がいく。うつ対策というのは、なんとなく胡散臭いが、ひょっとしたら、産後の体で新生児のお世話があまりに大変で気が遠くなるのを防止してくれる、とかだったら分からなくもない。が、ちょっと(笑)って感じだろう。そしてちょっと面白いと思ったのが、胎盤摂取がオピオイドを増大させ痛覚脱失を起こす研究があるらしいことである。(ちょっとつまらないのが、ヒトではそれが証明されておらず、ラットで、というところなのだが、、、)オピオイドというのは、手術や癌の疼痛を管理するために使用される鎮痛作用のある物質で、アヘンの類の麻薬であるため、摂取量によっては陶酔作用がある。なぜだろう。なぜ一般的に大変痛い出産時じゃなくて後産で産み落とす胎盤を食べて出産後にアヘンでふわふわになる必要があるの?と思うが、よく考えたら痛いのは出産時だけじゃない。その後も相当痛い。個人的な記憶では出産後の方が色々とよっぽど痛かった。しかしながら、実際のところなぜ胎盤にオピオイドが含まれているのか、私にはよく分からない。

胎盤のことを考えていたら、今日の出産では胎盤をどうしますか?なんて聞かれることがないので10ヶ月の妊娠期間を経てしか生成されない大変貴重な代物であるのにほとんどの人が産後自分の胎盤がどこに回収されたかわからない状態であるが、時々いらっしゃる、川とか森とか(そこまでせんでも自宅のお風呂とか)で極力自然に分娩する方々なんかの中には胎盤食を実践する人もいるんだろう。500グラムの「平たいケーキ」を出産直後に完食するって、見たことないけど想像するだけで生きる力がみなぎってて素晴らしいし、カッコイイだろうなあとちょっとうっとりする。

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