le 12 mai 2013
photos prises à Chatenay-Malabry, France
花が咲き誇っている姿ははっきりとグロテスクである。
その花びらの大きく口を開けているさまだとか、
香り立つ内部を露出する様子であるとか、
風が吹くとあまりに笑い喋り始めるので、
それは不安を掻き立てるような魅了なのだ。
その形はこの世界でも形だけの世界でも絶対的なものであり、
我々が彼らに触れなかったとしても、
我々は否応無しに彼らに触れられている。
そのぬくもりは我々を恍惚とさせ、
それゆえにしあわせを語る言葉を持たない。